<障害者郵便割引不正>「凜の会」代表、偽公文書作成は無罪(毎日新聞)
2010年 05月 01日
障害者団体向け割引制度を悪用した郵便不正事件で、「凜(りん)の会」(解散)の代表、倉沢邦夫被告(74)=虚偽有印公文書作成・同行使罪と郵便法違反罪で起訴=に対し、大阪地裁(横田信之裁判長)は27日、凜の会を障害者団体と認める偽証明書作成に関与したとする虚偽有印公文書作成・同行使罪について、無罪判決を言い渡した。同事件で起訴された4被告のうち初の判決。検察には厳しい判断となった。
同事件では、偽証明書の作成を指示したとして起訴された厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)も無罪主張しており、倉沢被告が偽証明書の件で無罪になったことで、村木被告の判決も注目される。
郵便法違反については有罪と判断し、罰金540万円(求刑・懲役1年6月、罰金540万円)を言い渡した。
起訴状によると、倉沢被告は04年6月上旬、同会を設立した河野克史被告(69)のほか、村木被告や厚労省元係長、上村勉被告(40)と共謀し、同会を障害者団体と認める偽証明書を作成。06年8月〜07年3月、障害者団体向けの郵便料金割引制度を利用して、企業のダイレクトメール(DM)を発送し、郵便料金計約3億7700万円を不正に免れたとされる。
検察側の主張によると、倉沢被告は04年2月下旬、石井一・民主党参院議員(75)の口添えで村木被告に面会し作成を依頼。同年6月上旬に厚労省内で村木被告から偽証明書を手渡されたとされる。
倉沢被告は郵便法違反については認めていたが、偽証明書については「村木被告から受け取ったもので、偽物という認識はなく、適正な証明書と思っていた」と無罪を主張。
一方、村木被告は自身の公判で「倉沢被告に会った覚えはなく、偽証明書を手渡したことなどない」と関与を完全否定している。【日野行介】
【関連ニュース】
郵便不正裁判:団体設立の河野被告に懲役1年6月求刑
郵便不正公判:大阪地検が窮地 供述内容覆り(1/4ページ)
郵便不正公判:村木被告、涙で無罪主張 関与改めて否定
郵便不正公判:「自立支援法」供述 副検事が誘導認める
郵便不正事件:大阪地裁が上村被告弁護人の証人申請却下
・ やずや就活動画流出 不採用学生“再挑戦”ネット投稿(産経新聞)
・ <事業仕分け>第2弾後半 60法人を候補に選定(毎日新聞)
・ 大型連休の外遊 閣僚の半数以上が「不在」(産経新聞)
・ 「石炭権益」獲得へ 官民合同ミッション ロシアの開発支援 (産経新聞)
・ 「判決」で終わりではない 毒物カレーで長女が被害、杉谷安生さん(産経新聞)
同事件では、偽証明書の作成を指示したとして起訴された厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)も無罪主張しており、倉沢被告が偽証明書の件で無罪になったことで、村木被告の判決も注目される。
郵便法違反については有罪と判断し、罰金540万円(求刑・懲役1年6月、罰金540万円)を言い渡した。
起訴状によると、倉沢被告は04年6月上旬、同会を設立した河野克史被告(69)のほか、村木被告や厚労省元係長、上村勉被告(40)と共謀し、同会を障害者団体と認める偽証明書を作成。06年8月〜07年3月、障害者団体向けの郵便料金割引制度を利用して、企業のダイレクトメール(DM)を発送し、郵便料金計約3億7700万円を不正に免れたとされる。
検察側の主張によると、倉沢被告は04年2月下旬、石井一・民主党参院議員(75)の口添えで村木被告に面会し作成を依頼。同年6月上旬に厚労省内で村木被告から偽証明書を手渡されたとされる。
倉沢被告は郵便法違反については認めていたが、偽証明書については「村木被告から受け取ったもので、偽物という認識はなく、適正な証明書と思っていた」と無罪を主張。
一方、村木被告は自身の公判で「倉沢被告に会った覚えはなく、偽証明書を手渡したことなどない」と関与を完全否定している。【日野行介】
【関連ニュース】
郵便不正裁判:団体設立の河野被告に懲役1年6月求刑
郵便不正公判:大阪地検が窮地 供述内容覆り(1/4ページ)
郵便不正公判:村木被告、涙で無罪主張 関与改めて否定
郵便不正公判:「自立支援法」供述 副検事が誘導認める
郵便不正事件:大阪地裁が上村被告弁護人の証人申請却下
・ やずや就活動画流出 不採用学生“再挑戦”ネット投稿(産経新聞)
・ <事業仕分け>第2弾後半 60法人を候補に選定(毎日新聞)
・ 大型連休の外遊 閣僚の半数以上が「不在」(産経新聞)
・ 「石炭権益」獲得へ 官民合同ミッション ロシアの開発支援 (産経新聞)
・ 「判決」で終わりではない 毒物カレーで長女が被害、杉谷安生さん(産経新聞)
by qawjas2cyn
| 2010-05-01 03:06